スロウライフよさようなら

日々の思い付きとか書きます。

「リチャードの秘密」いいとおもうんだけど。 ※ネタバレあり

こんばんは。

 

私はたまに映画DVDを観ます。

 

とにかく何でも忘れるのが早いので、

備忘もかねて観た映画の感想を

たまに書いていきたいと思います。

 

本日は、

アイルランド

レニー・エイブラハムソン監督の作品、

「リチャードの秘密」(2012年)

を観た感想をお話しします。

 

youtu.be

 

この映画を観るまで、

レニー・エイブラハムソン監督の映画は

「FRANK」も「ルーム」も観ていなくて、

私がみた映画評やレビューは

総じて「エンタメ要素が皆無」とか、

「重い」「退屈」といった評価でしたので、

かなり身構えて観ました。

 

全編をとおして、

必要以上に奇抜な人や、

変な人は一切登場しません。

特別悪人とかもいなくて、

主人公含め、登場する全員が、

どこにでもいそうな人たちばかり。

 

そして特に、例えば脱衣したり、

マットレスにクッションを置いたりなど、

日常的な所作の演技までもが

ものすごく自然にみえます。

 

事件が起こるまでで

結構長い尺を使っているのですが、

主人公だけでなく

登場人物の心情が伝わってくるほど

表現がリアルで、物語はアップダウン少なめに

淡々と進んでいきますが、

個人的には飽きずに鑑賞できました。

 

表現のリアルさのおかげもあり、

事件が起こってからは、

そんな大仰な描写はないけど

登場人物のちょっとした

うごきやセリフで大きく心がゆさぶられて、

とくに主役のオヤジやララ(彼女)との

やりとりや、教会でのコニーのおかんの

シーンは心痛きわまる感じが伝わって

苦しかったです。

 

そして、ラストで

「えっ」

となって映画は終わります。

 

補足までに、

この映画は実話がもとになっているみたいです。。

 

 

淡々としているようで

心情の起伏が丁寧に描かれている

良い作品だと思いました。

 

ラストも斬新。

けっこう好きかも。

 

以上、

読んでいただいてありがとうございました。

 

 

/tomomi